自分の音とは。

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こんにちは!ギター教室の千晃です!

数年ぶりに突如、エフェクター製作欲が湧いてきたので久々に作ってみようかと思うところです。

せっかくなんで今現在、現に必要なものを作りたいなぁと思い立ち、回路図を漁ったり半導体のサイトをサーフィンしてたところですが、早くもお腹いっぱいになってしまったという。

配線材、ハンダ、抵抗、コンデンサ、トランジスタ、etc…

これら膨大にある部品の各々のメーカーにまでこだわって、独自データベースも作った。

プリント基板より手ハンダ!と意気込み、かの有名なペダル、klonケンタウルスのコピーをポイント・トゥ・ポイント配線で製作するとか昔はやってたんです。結構どっぷりやってました。

こうなると作り手によって同じ回路でも音が違うのは当たり前で、つまりそれは自分だけの「音」だという錯覚のような満足感を得られるわけで。

そしてやっと気づくんですね、

ピッキング時の角度や材質、弦選び1つとっても音が変わるじゃないかと。
電子部品のブランドの違いというのはそれくらいの些細な違いでしかない。

となると、

途端に道具(ギター、アンプ、エフェクター、ケーブルの類)がなんでもよくなり、機材が減っていきます。というか今はもう激減しました。

そしてエフェクター製作にはそれなりに時間と集中力を要しますので、代わりに音楽を聴く時間や練習時間にあてようと。

簡単に言うと一言「飽きた」のです。

道具作りは作り手に任せて、演奏家は演奏に集中し、それぞれその道のプロに任せておこう。

自分だけの音というのはそんな浅はかなものではないのだ。