ギター調整とレビュー。ジャパンビンテージ②

標準

こんにちは!ギター教室の千晃です! そろそろ僕のギターバカっぷりがバレる頃なんですが、
前回チラっと登場したFERNANDES FSTをリプレイスしました。
※改造は自己責任で、参考までにどうぞ。

Fernandes FST

FERNANDES – FST

写真はBeforeです。

改良点は簡単にいうとピックアップは純正のまま、アッセンブリの総入れ替えです!

  • P.U.セレクター3way→5wayに変更。
  • トーンコントロールをフロントセンター共用、リア独立型仕様に。(通常、ストラトのリアP.U.はトーンが効かないのだ)
  • ノイズ対策にキャビティ内シールド処理。
  • ボリュームポットを前から気になってたスムーステーパーボリュームに。
  • 配線材をすべてヴィンテージワイヤーに交換。
  • ポット類をすべてCTS製に交換。
  • アウトプットジャックをSwichCraftに交換。

このギターはライブではもう使わない、引退したギターなので怖いもんなしで行えました。

純国産ギターなのにわざわざ輸入品に交換するという、なんたる冒涜。

総額7000円くらいのアップグレードです。


経緯

FSTは70年代後期の国産ギター。楽器販売員をしていた当時、中古で入荷し店頭に並んだ直後、気付けばもう購入していました。
それ以前は主にギブソン系のギターをメインに使っていたので、初めてストラト系を所有することに。

少し前まで在籍していたバンド「獣ヶ原」を結成したころですね。このバンドは今年で結成10周年。

このバンドはソウル・ファンク系で、そのためにストラトを買ったというよりもこのギターが先にあったからそうなったのです。レコーディングでも使ったなぁ。


現状

塗装とボディ材が70年代を物語るというか、これはたしか栓「セン」とかいう木材です。
塗装はカシューとかいうやつです。家具というか、仏壇かよって仕様ですね。。

今時よくあるコピーモデルでなく、フェンダー社の圧力がかかるほど当時の国産ギターはクオリティが高い、と言われています。これはオールドフェンダーと同じくP.U.セレクターが3way。

サドルは購入当初からへばっていたのでGRAPH TECHの「STRING SAVER」というものに交換済み。サドル要因で弦が切れることは皆無。ちなみにこのコマ、ちょっとだけハイ落ちを感じました。

 

 

交換済みのコンデンサ(Sprague Vitamin Q)

トーンポットのコンデンサはその時期に交換済み。元々はありふれた緑のフィルムコンが付いてたんです。5〜6年間使い倒しサビが回っております。

フレットも相当すり減り、今は教室の自分用ギターとして使用中。もはやボロボロ。

ボディには縦に大きなヒビが入り、激しいライブでメンバーと衝突したら真っぷたつに割れる危険があったので使用中止したという経緯があります。引きずり回したからなぁ。

まずはネックの状態チェック後、パーツをすべて取り除き指板とボディの掃除です。

ネックは前回のSTH1000Rとは真逆、順反りでトラスロッドがほぼ締まりきっています。

分解中

このP.U.下の金属版とか、申し訳程度のアース配線は何だ?経年変化もあって、アルミ箔がくしゃくしゃになってます。日焼けしてる〜!

久々に開けたのですが、ライブで使用していた頃はボリュームポットをプッシュプルの2連ポットに交換し、自作ブースターを内蔵して使ってました。タイムカプセルのようですね(笑)

電池はスプリング2本がけの間に収納。荒技です。配線材は一部Beldenの単線になってる。というか汚すぎる!徹底的に綺麗にしてやろう。

次回は電装を取り外します☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です