ギター調整とレビュー。ジャパンビンテージ③ネックの掃除〜シールド加工

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こんばんは!ギター教室の千晃です。前回に引き続き作業しています。改造は自己責任で参考までにどうぞ☆


さて、いつも思うんですが僕は指板の掃除が結構しんどいです。

このオレンジオイルはずいぶん前に買ったんですが全然減っていません。というのもこれはただの油。ほとんど保湿効果しかないはずです。

しかも酸性。ラッカー塗装には使えないし、フレットにもよくない。ギターにとってあまりいいことないんじゃないの?と思ってからほどんど使用せず。ただめっちゃ良い匂いなん。。

 

まぁお料理じゃあるまいし、いい香りがしたところで改めて調べてみるとやはり、、ギブソン、マーチン社は水拭き推奨と言っています。意外ですね〜〜!

固くしぼった布で水拭き&乾拭き。油分が拭き取られ白っぽくなったのでここでオイルを塗りこみます。全然減らねーな!


キャビティ内のシールド加工

Aluminum Tape

アルミテープ

シールド処理中

アルミテープで内装を覆い尽くし、そこにアースを落としてやることでシールド効果を得ます。ノイズが減る反面、高域の劣化というか音質変化が起きますがもうお構いなし。導電塗料なら楽だったかも。

ピックガード裏にも貼ってふたをする要領です。


パーツ交換

交換パーツ

これは交換するパーツ達。コントロールポット3つとP.U.セレクタースイッチ。

このCTS製ポットはインチサイズ規格です。国産ギターにはほぼ合わないのでピックガードの取り付け穴を広げてやる必要が有ります。

 

 

ノブ

そして!シャフトの径も太いので純正のノブは使えません。これは買い足しついでにクリーム色に変更。

 

 

 

 

ジャック周り

交換された物かもしれませんが、アウトプットから出力端子に付いてた配線材だけmogamiのシールド線でした。

今回はキャビティ全体をシールド処理するのでここはノンシールドにしようと思ったんですが、ピックガードの開け閉めの際、可動が多いので単線だと切れやすくなります。

元のmogamiケーブルを再利用。

 


ボリュームポットの改造

Volume

僕はめちゃめちゃボリュームコントロールを弄る派なので、だいぶ前から気にはなっていたのですがスムーズな変化を得られると噂の「スムーステーパーボリューム」という改造を施してみようと思います。

抵抗を追加することで可変が緩やかに。コンデンサを追加することでボリュームを絞ったときの高音域劣化を防ぐ効果もあるんですが一言。

そんなんで困ったことは一度もない(僕はね)

バッファ回路の有無の影響だと思われます。僕は常バッファONですので、スムーズな可変にだけ期待を持って取り組んでみます。

コンデンサ取っちまえ!


パーツ選定

チョイと付けるだけのことなんですが、僕はそれらの材質まで気になってしまうのです。

市販製品の仕様をざっと調べてみると、「炭素皮膜抵抗とセラミックコンデンサ」「カーボンコンポジション抵抗とオレンジドロップ(フィルム)」とか色々組み合わせが見受けられます。相性があるはず。(あ、僕はコンデンサいらんのやった)

socket

差し替え可能に。

ポット自体の抵抗(250kΩ)から少し小さいくらいの抵抗を挟むとよいらしい。(つまり240kΩくらい)

が、いろいろ試して好みを探れと。

とりあえず100kΩの抵抗が転がっていたので、これから色々試してみよう。ソケットで付け替え出来るようにしてみました。

 

次回は配線についてです!

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