雨/ペトロールズ奏法解説。

標準

ギター教室の千晃です。

以下で配信中のペトロールズ「雨」のギター奏法解説となります。

雨/ギタースコア(TAB譜)

grade

難易度

さまざまなバージョンがあるようですが、以下音源の内容に忠実なものになります。

※オリジナルギタースコアの内容に沿っていますので、他社スコアに対応していません。セクションナンバーや小節数、表記の説明に差異が出る場合があります。

他の曲はこちらから。


概要

省略コードを多用しますので少し難易度が高めです。「I」セクションや「L」セクションからのソロパートを除けば、転調があるものの全体的にシンプルなコード進行でベーシックなバッキングがほとんどです。
全弦半音下げチューニングで演奏します。


「E.G.1」パートの「A」セクションは4つのコードを使用します。常にコード名を意識して演奏しましょう。
「A♭/B♭」というコードはジャズ、フュージョンで多用される「B♭7sus4」と同じものです。6弦のルートを薬指で押さえ、4,3,2弦の順に小、中、人差し指で押さえるのが一般的です。

「Cm7」は正確にはテンション9thを含む「Cm7(9)」というコード。5弦のルートを中指で押さえます。

合間にある低音弦による単音フレーズはハンマリングを利用しながら演奏しますが、入りの2音目だけリズムが後ろ寄りでタメがありますのでタイミングに注意しましょう。

「E.G.3」パートのフレーズはトレモロ奏法として表記していますが、32分音符の連続したピッキングで演奏します。

「D」セクションからはm7コードの連結、いわるゆパッシングマイナーのようなアプローチで、半音ずつm7コードを移動させます。26小節目のようなボイシングのm7コードは6弦を中指で押さえ、薬指一本のセーハで4,3,2弦を押さえます。つまり6弦の単音フレーズは常に中指で押さえ、いつでもm7コードが鳴らせるようにしておくべきです。


ギターソロパートについて

ギターソロは96小節目「L」セクションから。
E♭メジャースケールによる駆け上がりフレーズやチョーキングが多いです。103小節目は1弦開放弦を利用した速いパートですが、プリングオフで演奏しますのでそんなに難しいものではありません。全体的にロックギターでよく使用されるペンタトニックソロではないアプローチですのでこれを機に練習してみてはいかがでしょうか?


サウンドメイクについて

テレキャスターのハムバッキングぽいクリーンサウンドで、マーシャル系の歪みで十分かとおもいますが、フェンダーの57’Tweed Deluxeぽい荒めのクランチ感がありますね。使用機材が気になります。
アンプはともかく、特に気にしなければ一般的なオーバードライブを使用すればいいでしょう。


もし記事コメント頂けましたら詳しくアドバイスしますのでお気軽に♫

今回の練習曲のスコアは以下のリンク先で購入出来ます。

雨/ギタースコア(TAB譜)

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