「ブルースペンタは当然♭5th含みですよ!」
と思われた方もいるのでは…?
確かに5音構成のペンタトニックスケールに「♭5th」を追加したそれを「ブルース・ペンタ」と呼んだりするしよく聞く。
キーCにおけるブルー・ノート
キーCにおけるブルース・ペンタトニック・スケール
だけど、それじゃあ6音構成になるので「ペンタ」とは呼びにくいよね…
「ペンタ」…(ギリシャ語で数字の5を意味する)
これは本来の「♭5th」を省いた状態がすでに「ブルース・ペンタトニック・スケール」であって、
+α「♭5th」を付け加えるとよりブルージーですよ、というような解釈で良いと思う。
しかし「♭5th」は完全にブルーノートであるにも関わらず、なぜ経過音扱いなのか…?これは疑問である。
「ブルーノート・スケール」と「ブルース・スケール」
もう一つややこしい呼び名のやつら。
どうも「ブルーノート・スケール」と「ブルース・スケール」は同義語のように使われ、
「ブルース・スケール」≠「ブルース・ペンタ」
ペンタトニックではない。
これも名称だけ似て非なる厄介ものですねー。間違えそう。書いてて目がチカチカしてきた。もしかして理論書によって呼び名が違う…!?
「ブルーノート・スケール」=メジャースケールにブルーノートの3音、♭3rd,♭5th,♭7thを付加した計10音構成のスケールであり、ペンタトニックでもなんでもない。
「メジャーペンタトニック+ブルースペンタ」と捉えても同じ。こっちの方が自然かと。
例:key=C
C ブルーノート・スケール
このブルーノートスケールのフィーリングは、ジャズブルースの「Straight, No Chaser」とかで聴けるよ♪
まぁ、こんな感じですがギタリストは音符どうの以前に、耳で演奏する人がほとんどですしね。こんなこと知らなくてもいいくらい(笑)
どんな理論も結局あと付けですから!