星野源「アイデア」奏法解説。

標準

ギター教室の千晃です。

以下で配信中の星野源「アイデア」のギター奏法解説となります。

※オリジナルギタースコアの内容に沿っていますので、他社スコアに対応していません。セクションナンバーや小節数、表記の説明に差異が出る場合があります。

アイデア/ギタースコア(TAB譜)

難易度

他の曲はこちらから。



イントロ〜「B」セクション

この曲は和音によるバッキングはピアノに任せ、ギターの役割は単音フレーズによるオブリガード等で装飾された楽曲アレンジになっています。

8小節目の駆け上がりフレーズはフルピッキングですが、難しければハンマリングオンを活用しましょう。

セクション「A」は2〜3本の弦で和音を弾きますが、その箇所の本来のコードフォームを押さえ込んだ上で鳴らす弦を間引いて弾きます。

スコア内に本来のコードポジションを(  )で示していますので参考にしてみてください。
この時、1弦や5弦も一緒に鳴ってしまいがちですが、正しくコードを押さえてあれば鳴っても問題ありません。

16小節目はハーモナイズドチョーキング(ダブルチョーキング)で、チョークアップ時に音を切らず、その名の通り次の音と重ねるように持続させると雰囲気が出てきます。

「B」セクションは、前述のように元のコードフォームからたどって弾くとかえって弾きづらいフレーズですので、Tab譜に示されたポジションのみ押さえればOKです。


オクターブ奏法について

「C」セクション以降からオクターブ奏法を多用しますが、全ての音をスタッカートで歯切れよく、短いノートで弾くことがポイントです。
リズムは8分音符裏打ちで、全てアップピッキングで弾きます。

「G」セクションの単音フレーズも全般的に音が短く、
左手の押弦を弱めて音を切るように弾きつつ、右手でもブリッジミュートをかけ気味に弾くと自然に音が短くなります。

※)ブリッジミュート
弦が架かっているブリッジ付け根付近に右手側面を当てながらピッキングする奏法

47〜48小節目のダブルチョーキングはカントリー的なフレーズですので、
3弦は通常のピッキング、1弦を中指でつまむように弾くとうまくいくでしょう。


ガットギターパート

「i」セクションはフリーテンポのガットギターによる弾き語りです。
121〜122小節の「Gm7」「Am7」は5弦ミュートが必要な省略コードですので、
中指でルートを、2,3,4弦は一本の指でセーハして(本人は人差し指で)押さえます。

C7は「C7(♭9)」というテンションコードで、2f上を人差し指でセーハして押えるのが一般的です。


サウンドメイクについて

テレキャスターによるサウンドでピックアップはセンターがおすすめ。
クリーントーンでアンプは好みで。

軽くコンプレッサーで粒を揃えると良いでしょう。
93小節目等のエフェクトサウンドを再現するならトレモロエフェクターを使用します。


もし記事コメント頂けましたら詳しくアドバイスしますのでお気軽にどうぞ♫

今回の練習曲のスコアは以下のリンク先で購入出来ます。

アイデア/ギタースコア(TAB譜)

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