ギター教室の千晃です。
以下で配信中の菅田将暉「さよならエレジー」のギター奏法解説となります。
※オリジナルギタースコアの内容に沿っていますので、他社スコアに対応していません。セクションナンバーや小節数、表記の説明に差異が出る場合があります。
さよならエレジー/バンドスコア(TAB譜)
さよならエレジー/ギタースコア(TAB譜)
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イントロ〜
アコースティックギターパートは、カポを使用することでとてもシンプルなコード構成になります。
エレキギターパート2,3はどちらもカポなしで演奏します。
イントロのエフェクティブなフレーズは短めのタイムでDelayエフェクトをかけた上で演奏すると雰囲気が出せます。
Feedbackを短めに、Timeは8分音符くらいの設定で、ありがちな付点8分のディレイトリックではないようです。
アコギパート
全体的にシンプルなコード構成ですが、「I」セクション・102小節目のG#ディミニッシュコードが押さえにくいかもしれません。
手前のGコードをバレーコードにするとコードチェンジが少しやり易くなります。
このG#dimは5弦はミュートするため、中指でルートを押さえ、人差し指で3fをまとめてセーハ、3弦4fは薬指で押さえるのが一般的です。
エレキパート
E.G.1はオブリガードで隙間を埋めるアレンジに対し、E.G.2パートはアコギの伴奏を補うバッキングパートに分かれています。
※)オブリガード 助奏ともよばれ、主に小節やセクションの節目に挿入される合いの手のようなフレーズのこと。
このE.G.2はバッキングという意味ではアコギと同じですが、ブラッシングを多用するような細かいビート(16分音符)で、アコギパートのリズムの隙間を埋めています。
E.G.1はオーソドックスなD♭メジャーペンタトニックスケールのオブリ的フレーズが多く、
41小節目はユニゾン・チョーキングでリズムのキメに合わせています。
チョーキングで押し上げた後、リリース時の音が鳴らないように歯切れよく行いましょう。
38小節目のエレキパート1音目(オクターブ奏法部分)
コードとフレーズがマッチングしていなくて不協和音が発生しますが、収録されている内容通りの譜面になっています。
どうしても気になるようでしたら半音上げて対処してください。
サウンドメイクについて
エレキパートはどちらもテレキャスターのシングルコイル系で、そこそこ歪みを効かせたオーバードライブによるクランチセッティングになっています。
歪みの種類的にはマーシャル、オレンジ系で、ペダルで音作りするならばBOSSのBD-2あたり、SD-1等で十分サウンドメイク出来ます。
もし記事コメント頂けましたら詳しくアドバイスしますのでお気軽にどうぞ♫
今回の練習曲のスコアは以下のリンク先で購入出来ます。
さよならエレジー/バンドスコア(TAB譜)
さよならエレジー/ギタースコア(TAB譜)
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