ギター教室の福原です。
以下で配信中の Green Day「Basket Case」のギター奏法解説となります。
※オリジナルギタースコアの内容に沿っていますので、他社スコアに対応していません。セクションナンバーや小節数、表記の説明に差異が出る場合があります。
歌詞コード付きのベーススコア、ドラムスコアも作りました♪
Basket Case/ベーススコア(TAB譜)【歌詞&コード付】
他の曲はこちらから。
いつ頃だったか覚えてないんですが、数年前に爆発的に流行った記憶があります。文化祭などでもよくコピーされていたのを覚えています。学生の演奏を聞く機会があるのですが、今の世代でも根強くコピーされている楽曲ですね。
概要
パワーコードとミュート奏法を多用したバッキングが特徴で、ロックギターの定番奏法なのでマスターしたいところです。
全弦半音下げチューニングで演奏します。
6弦から
E♭,A♭,D♭,G♭,B♭,E♭,
または
D#,G#,C#,F#,A#,D#
「E. Guitar 1」と「E. Guitar 2」にパート分けしてありますがどちらもほぼ同内容で、若干のボイシングの使い分けがあります。音源上で厚みを増す目的、同じフレーズの2本のギターサウンドを左右に振り分けるステレオダブリングに近いアプローチです。
またコードチェンジのタイミングでシンコペーションが多いので走ってしまわないように気をつけましょう。
※)走る、ハシる
リズムが前のめりになる、徐々にテンポアップしてしまうこと
バッキングパート
27小節目のオールインまでは8分音符は全てダウンピッキングで演奏します。この手のジャンルのバッキングは音の粒立ち、統一感、勢いを重視して少々しんどくてもダウンピッキングで弾き切ることが多いです。
ブリッジミュートする箇所は五線譜側に「・」印で細かく表記されています。スタッカートの意味ではないので注意してください。
コードチェンジのタイミングで時折入る16分音符ブラッシングミュート表記「×」印はダウン、アップピッキングで弾きます。
テンポが速く、かつブリッジミュートで弾くと右手首が硬直してきて疲れてしまいがちです。いかに力みを緩和し手首を利用できるかがポイントで、右手首を置いているブリッジ付け根のミュートポイントを点の支点で置く、強く押し付けないように(触れるように軽く)することで可動範囲を広げて力みを和らげるようにします。
※)ブリッジミュート
弦が架かっているブリッジ付け根付近に右手側面を当てながらピッキングする奏法
27小節目以降はアップストロークも含めたオルタネイトで演奏します。オルタネイトとはダウンアップ交互に弾くことですが、リズムの表裏に合わせた向きにする規則性があります。4分音符が当たるタイミング(表)はダウン、8分音符の2個目のタイミング(裏)はアップとなります。
「E. Guitar 2」は「J」セクションからパワーコードではないフレーズがありますので要注意。
サウンドメイクについて
レスポール等、ハムバッキング搭載のギターがおすすめ。リアハムがベストです。マーシャルアンプ直でこのような感じが出せると思いますが、ペダルで再現するならマーシャル系オーバードライブ。BOSSならOD-3などが良く歪んでいいでしょう!
もし記事コメント頂けましたら詳しくアドバイスしますのでお気軽に♫
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