ギター調整とレビュー。ジャパンビンテージ⑤〜サウンドチェック〜

動画

こんばんは!ギター教室の千晃です。

今回初めて演奏ムービーを撮りました!ここまで書いたら弾かない訳にはいかないんだな。ついでにYouTubeチャンネル作りました!今後何か思いついたら更新するかもです☆


さて、実際の作業時間は1日半ほどでした。長いのか短いのか。

こういう作業はぼちぼちやるのが結果的にきれいに仕上げるコツですね。丁寧に心がけても詰めが甘くなりがちなんです。早くきれいに仕上げるのはプロの仕事だ。僕は一度作業始めたら止まらない方です。

ところで実はこのギター、FST〜何番なのかグレードがはっきりわかっていません。中古で購入したものなのですがお店側もはっきりわかっていないケースがあります。グレコのビンテージなんかも中々難しいんだな。

前のオーナーがいじってることもあるし、メーカーの微妙な仕様変更もあるしね。おそらくFST-85なんですが。 続きを読む

ギター調整とレビュー。ジャパンビンテージ①

画像

こんにちは!ギター教室の千晃です!

先日、バンドメンバーからちょっと珍しいギターを譲ってもらったのでレビューを。
YAMAHAのSTH1000Rというモデルです。いかにもHR/HMなギター。

見た目からして80年代やなと思って、調べたら84’製。なんと自分より年上です。全身真っ赤なギターやで!

front

YAMAHA – STH1000R

30年以上も前に生まれ、いろんなギタリストを渡り歩き、中々ロマンありますねぇ。。
あら?にしても使用感がない。

これはいわゆるジャパンビンテージと言われる部類になるかな?
実はこういうのが結構好きでして、教室に置いてるこいつなんかは約40年前のモデルです。

FERNANDES – FST

で、弦替えついでにネック状態をチェックしたのですが、かなりの逆反り具合で。。
30年も経っていれば、そりゃネックも紆余曲折ありますね。

とりあえずギリギリ許容範囲までは直りました。

それにしてもフレットが全然減ってない、使い込みは感じませんねぇ。

パーツはロック式ユニットからペグからなにまで全てオリジナルのYAMAHA製。このユニット微妙に使い方がわからんので弄りながら確認。
ロックナットはヘッド側で固定するみたい。ちゃんとナットもあるタイプ。
微妙にヘッド寄りに落ちてるから、ロックしたら弦のテンションが変わってしまうやん!?

ブリッジ側はボールエンドをカットしなくとも弦交換できるみたいです。

そして最後まで気がつかなかったのがトーンポットのプッシュスイッチ。
これはハムのコイルタップやね。後でサウンドチェック。

アームバーはなかったのでとりあえず代用をぶっ刺してます。

で、トラスロッドが限界ということがわかったので後日イーストビレッジギターズへ持って行きアドバイスを頂きました。

ようやくサウンドチェックしたのですが、やけにボディが鳴る。調べたら1ピースアルダーらしいです。ベタ塗りメタリックレッドなのでまさかだった!

コイルタップのシングル時が案外いい音するんです。IBANEZっぽい。ちょっと好みじゃないんやけど、さすがその辺もHR/HM仕様。
ハムも太すぎず、クリアというか全体的にドンシャリ系。すごい使い勝手がよくて。

ネックさえ解決できたら結構使えそうやなぁと、ちょっと残念。

今日からしばらくチューニング上げ&放置で寝かしてみます。ネック起きてー!