こんばんは!ギター教室の千晃です。
前回記事より、
新しいペダルをボードに組み込んだ時、サイズダウンしたのでほんの少しスペースができました。
ここにミニペダルが置けるかも?という思いつきが出発点。実用性があってコンパクトに製作できるものがいい。欲しかったフェイザーのレイアウトを起こしてみたけどどうにも部品が多くミニサイズ化は不可。
ディレイ用のタップテンポスイッチなら置けるぞ!欲しかったし!ということでスペース確認。内部の基板と基板の隙間にわずかなスペースがあったのでミニジャックなら取り付けれそうです。外部ペダルを作ってケーブルで接続して使用、いらない時は外してツマミでも操作できるようなのが理想。そんなこと出来るの?
タップテンポとは足でスイッチを数回踏んだ間隔をBPMとして再設定する機能。それには「taptation IC」が必要ということでわざわざ個人輸入しました。ホノルルから到着。最近はもっと高機能な進化版があるみたいですね。
このtaptation ICは「PT2399」というエコーチップに回路を追加することでタップテンポ機能が有効になるそうな。PT2399で作成されたペダルに応用できるんですね。
回路図を眺めてるとディレイ音をコーラスみたいに変調させる「PWM」というスイッチやその深さ調整つまみ、スケール選択スイッチ、テンポを倍にするダブルタイムというスイッチを増設できるそう。PWMなんて初めて聞いた。
動作確認。回路実験用のブレッドボードというものですが、扱いが不慣れでなんと汚いことか。
そのPWMという変調機能は2段階設定できるようなので、on-off-onのトグルスイッチを工夫して「ノーマル-変調1-変調2」という風に切り替えれるように。
回路図上にはやたらと視認用LEDが使われてるんですが、マスターBPMがわかるだけでいいので他は削除。外部ペダル側に取り付けます。
結局のところそのLED以外の全機能を追加することに。ケースに新たなツマミ穴を3つ空けてスイッチ増設。すでに空いている4つのツマミの内、1つはPWMのDepth調整用に。
そういったすでに空いてる穴の都合で制約があるので、3ノブ仕様のDeep Blue Delayを基板から作り直しました。ディレイの本回路とタップテーション回路を1枚の基板に全部のせ。レイアウトは大変でしたがギリギリいけた!
タップ用スイッチの材料です。
3極ケーブルを使って本体と接続します。ケーブルも太くて頑丈な方がいいかと思って作成してみたけど取り回しが悪くてやめ。ごく普通のオーディオ用ケーブルを購入しました。
スイッチ自体は至ってシンプルです。
ということで、びっくりする程計画通りに完成。タップテンポはあると便利ですね!
ラベルを貼りなおし。ついでにカラーリフィニッシュしたら色味が変わってしまいました。同じ色使ったのになぜ?
使用感は以下の通り。