欲望に満ちた青年団/ONE OK ROCK奏法解説。

標準

ギター教室の千晃です。

以下で配信中の ONE OK ROCK「欲望に満ちた青年団(Acoustic)」のギター奏法解説となります。

※オリジナルギタースコアの内容に沿っていますので、他社スコアに対応していません。セクションナンバーや小節数、表記の説明に差異が出る場合があります。

欲望に満ちた青年団(Acoustic)ギタースコア(TAB譜)

難易度

他の曲はこちらから。



リズムの取り方について

曲全体のビートは冒頭1小節目の上に書いている通り「Swing 16ths」です。
これは16分音符割のリズムがハネることを意味し、バウンス(bounce)ビートやシャッフル(shuffle)ビートとも呼びます。

←このような表記が多いです。

通常の16分音符を「タカタカ」とすると、「タッカタッカ」というリズムになります。


チューニングについて

全弦半音下げチューニングで演奏します。

6弦から
E♭,A♭,D♭,G♭,B♭,E♭,
または
D#,G#,C#,F#,A#,D#

アコースティックギターはもともと※テンションがきついのでチョーキング時に力がかかるのですが、半音下げることでやりやすくなるメリットが有ります。

※)テンション
弦の張力のこと

バッキングパートについて


曲全体のコードはとてもシンプルですが、AmやCのようなコードでもオープンコードは使用せず、Tab譜通りにバレーコードで押さえるようにします。

後半「I」セクションから転調が起こるので、はじめからバレーコードで弾いておいた方が対応しやすいということです。

「E」セクションなどのギター2の動きはハイコードで裏打ちリズムがあったり、要所要所で※オブリが入ってきたりと、ギター1の伴奏を補うようなアレンジになっています。

※)オブリガード
助奏ともよばれ、主に小節やセクションの節目に挿入される合いの手のようなフレーズのこと。

ギターソロパート

全体的にほぼマイナースケールによるフレージングですが、ロックギターのようなチョーキングがたくさん出てきます。

この曲のチョーキング時によく見られるのが47〜48小節目「chop」と表記された奏法です。
チョッピングとも呼ばれますが、譜面に書かれることも少ないので見慣れないかもしれませんね。

48小節目の場合、

あらかじめ低音弦側をミュートしておき、5弦からダウンのスウィープピッキングで弾きおろし2弦15fをヒット〜そのままチョーキングします。

ミュートは左手・右手どちらでも出来ますが、余分な音が鳴っては困るので両手ともに掛けるといいでしょう。

単にチョーキングするよりもアクセントが付くので力強い印象を与えます。
これはブルースではよく使われるテクニックのひとつです。


もし記事コメント頂けましたら詳しくアドバイスしますのでお気軽にどうぞ♫

今回の練習曲のスコアは以下のリンク先で購入出来ます。

欲望に満ちた青年団(Acoustic)ギタースコア(TAB譜)

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