「君色に染まる」TOKOTOKO(西沢さんP)奏法解説。

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ギター教室の福原です。

この記事は以下で配信中の「君色に染まる」TOKOTOKO(西沢さんP)のギター奏法解説となります。

※以下のオリジナルギタースコアの内容に沿っていますので、他社スコアに対応していません。セクションナンバーや小節数、表記の説明に差異が出る場合があります。

君色に染まる(西沢さんP)/バンドスコア(TAB譜)
君色に染まる(西沢さんP)/ギタースコア(TAB譜)

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概要〜イントロ

この曲の基本的なリズムは3連系のシャッフルビートです。

主に使われるコードはアコースティックギターで使用されるようなオープンコードは登場せず、全てバレーコードを使用して演奏します。
左手が痛くなりやすいですので軽いタッチで押さえるように心がけましょう。

「In’」のメロディーパートは主旋律にハモをつけたようなフレーズです。
所々ハモ音程に開きがありますので少々覚えにくいかもしれません。

「×」印のブラッシングも含め、コード伴奏を弾く時のような右手のストロークと、その向きを合わせて弾くことがポイントです。シャッフルビートのノリをキープしましょう。


バッキングパート

「A」セクション始めのバッキングは、本来のコードフォームを押さえ込んだ上で鳴らす弦を間引いて弾きます。
不必要な弦をミュートするテクニックと右手のピッキングテクニックも必要です。

難しければ正しいコードを押さえてすべて鳴らしてもOKです。

37小節目の「C7」は「C7(9)」というテンションコードの省略形で、指一本で押さえられるポジションになっています。

62小節目「D♭°7」とは「D♭dim」コードの略記です。
押さえるコツはまず一般的な5弦3fルートのC7バレーコードを押さえ、ルート音を中指で半音上げて(5弦4fに)押えると考えれば捉えやすくなります。


サウンドメイクについて

テレキャスターによるサウンドで軽くオーバードライブが掛かったサウンドです。

クセのないナチュラルな歪みが理想ですので、マーシャルやオレンジのようなアンプ直でGainを稼いで歪ませるのがシンプルです。

もしエフェクターで音作りするなら、Bossの「SD-1」や「OD-3」、IBANEZ (アイバニーズ)のチューブスクリーマーなどが良いでしょう。


もし記事コメント頂けましたら詳しくアドバイスしますのでお気軽にどうぞ♫

今回の練習曲のスコアは以下のリンク先で購入出来ます。

君色に染まる(西沢さんP)/バンドスコア(TAB譜)
君色に染まる(西沢さんP)/ギタースコア(TAB譜)

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奏法解説:一覧

星野源「アイデア」奏法解説。

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ギター教室の千晃です。

以下で配信中の星野源「アイデア」のギター奏法解説となります。

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アイデア/ギタースコア(TAB譜)

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イントロ〜「B」セクション

この曲は和音によるバッキングはピアノに任せ、ギターの役割は単音フレーズによるオブリガード等で装飾された楽曲アレンジになっています。

8小節目の駆け上がりフレーズはフルピッキングですが、難しければハンマリングオンを活用しましょう。

セクション「A」は2〜3本の弦で和音を弾きますが、その箇所の本来のコードフォームを押さえ込んだ上で鳴らす弦を間引いて弾きます。

スコア内に本来のコードポジションを(  )で示していますので参考にしてみてください。
この時、1弦や5弦も一緒に鳴ってしまいがちですが、正しくコードを押さえてあれば鳴っても問題ありません。

16小節目はハーモナイズドチョーキング(ダブルチョーキング)で、チョークアップ時に音を切らず、その名の通り次の音と重ねるように持続させると雰囲気が出てきます。

「B」セクションは、前述のように元のコードフォームからたどって弾くとかえって弾きづらいフレーズですので、Tab譜に示されたポジションのみ押さえればOKです。


オクターブ奏法について

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菅田将暉「さよならエレジー」奏法解説。

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ギター教室の千晃です。

以下で配信中の菅田将暉「さよならエレジー」のギター奏法解説となります。

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さよならエレジー/バンドスコア(TAB譜)
さよならエレジー/ギタースコア(TAB譜)

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イントロ〜

アコースティックギターパートは、カポを使用することでとてもシンプルなコード構成になります。
エレキギターパート2,3はどちらもカポなしで演奏します。

イントロのエフェクティブなフレーズは短めのタイムでDelayエフェクトをかけた上で演奏すると雰囲気が出せます。

Feedbackを短めに、Timeは8分音符くらいの設定で、ありがちな付点8分のディレイトリックではないようです。


アコギパート

全体的にシンプルなコード構成ですが、「I」セクション・102小節目のG#ディミニッシュコードが押さえにくいかもしれません。

手前のGコードをバレーコードにするとコードチェンジが少しやり易くなります。
このG#dimは5弦はミュートするため、中指でルートを押さえ、人差し指で3fをまとめてセーハ、3弦4fは薬指で押さえるのが一般的です。


エレキパート

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エレクトリック・パブリック/ポルカドットスティングレイ奏法解説。

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ギター教室の千晃です。

以下で配信中のポルカドットスティングレイ「エレクトリック・パブリック(全知全能 ver.)」のギター奏法解説となります。

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エレクトリック・パブリック(全知全能 ver.)/バンドスコア(TAB譜)
エレクトリック・パブリック (全知全能 ver.)/ギタースコア(TAB譜)

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イントロ〜

始めのリードフレーズについて。

いきなりチョーキングが連続しますが、まずは正確な音程を得ること。

この部分はTab譜通りに、チョーキングの直前に2発ブラッシングを入れ16ビートのフィーリングで弾きます。

テンポもそこそこ速く、8分音符と16分音符が混在していますので要領よくビートを弾き分ける必要があります。

これはバッキングに関しても同じことが言えます。


シングルノートカッティング

セクション「A」「B」のギターアレンジは、シングルノートカッティングであることを意識して、Tab通りにブラッシングを入れカッティングストロークでリズミカルに歯切れよく弾くことがポイント。

そして「C」セクションで登場する「let ring」の表記は「Arp.」と同義でアルペジオを意味します。

単音で弾かず、和音になるように音を重ねてフレーズを繋ぎます。

「G」セクションのバッキングは5弦をまたぐため、6弦はピックで、その他の弦を中、薬、小指でピッキングするとうまくいくでしょう。


ソロパートについて

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欲望に満ちた青年団/ONE OK ROCK奏法解説。

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ギター教室の千晃です。

以下で配信中の ONE OK ROCK「欲望に満ちた青年団(Acoustic)」のギター奏法解説となります。

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欲望に満ちた青年団(Acoustic)ギタースコア(TAB譜)

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リズムの取り方について

曲全体のビートは冒頭1小節目の上に書いている通り「Swing 16ths」です。
これは16分音符割のリズムがハネることを意味し、バウンス(bounce)ビートやシャッフル(shuffle)ビートとも呼びます。

←このような表記が多いです。

通常の16分音符を「タカタカ」とすると、「タッカタッカ」というリズムになります。


チューニングについて

全弦半音下げチューニングで演奏します。

6弦から
E♭,A♭,D♭,G♭,B♭,E♭,
または
D#,G#,C#,F#,A#,D#

アコースティックギターはもともと※テンションがきついのでチョーキング時に力がかかるのですが、半音下げることでやりやすくなるメリットが有ります。

※)テンション
弦の張力のこと

バッキングパートについて

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嫌になる/Hump Back奏法解説。

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ギター教室の千晃です。

以下で配信中のHump Back「嫌になる」のギター奏法解説となります。

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嫌になる/バンドスコア(TAB譜)
嫌になる/ギタースコア(TAB譜)

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コードボイシングについて

さっそく、イントロ4小節目や8小節目にある「F#m7」ですが、正確には「F#m7(11)」というテンションコードです。

バレーコードで押さえるタイプのものではなく、Tab譜通りのコードボイシングにすることで直前の「G#m7」からのコードチェンジをスムーズにしています。
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Choose me/BAND-MAID奏法解説。

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ギター教室の千晃です。

今回は以下で配信中のBAND-MAID「Choose me」のギター奏法解説になります。

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Choose me/バンドスコア(TAB譜)
Choose me/ギタースコア(TAB譜)

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チューニングについて

この曲はギター1のパートはレギュラーチューニングのまま弾けますが(6弦からE,A,D,G,B,E)、ギター2のパートは(※)ドロップDチューニングで演奏します。

※)ドロップD
6弦のみ1音下げ、6弦からD,A,D,G,B,E

イントロ2~8小節目までの8分音符のフレーズは(※)オルタネイト・ピッキングではなく、全てダウンピッキングで弾くことで雰囲気が出てきます。

同じように、18小節目からのAメロパートも全てダウンピッキングで行うと良いでしょう。

※)オルタネイト・ピッキング
ダウン→アップ→ダウン→アップ→と交互にピッキングすること。

ギターソロパートについて

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楽譜販売はじめました☆

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こんにちは!ギター教室の千晃です。

楽譜の販売を始めました!

以下のリンクから当ギタースクールの楽譜一覧が表示されます。

Piascore

Piascore楽譜ストア


自分のレッスン用に採譜して作り貯めているのですが、この際欲しい人みんなの手に届けばいいかという思いで販売することにしました。

タブ譜に関しては効率の良い運指を考慮し、再現性の高い指板ポジションで作成しています。

音は正確でも、ギターの指板ポジションまでは考慮されてないものが多く市販されていますので、せめて自分がレッスンで使用する分は責任を持とう。という経緯で始めたワケです。

例えば、

練習を重ねてようやく弾けるようになったフレーズが、実はポジションが違っていて数年後成長した頃にそれに気づく。ということがフレット楽器にはありますので。

そういうのは大抵の場合、正しいポジションで弾くとそんなに難しくない場合が多いですよ。

まだまだ商品は一部ですが、他にはないような珍しい楽譜を揃えていく予定です♪

それに実際にレッスンで使用しているものですので、

「こんな曲もやってるのか」

みたいに参考になるかもです☆

ではでは!

Larry Carltonの代表曲「Room335」に挑戦。

動画

こんばんは!ギター教室の千晃です。

弾いてみた動画を久々録りました!
今回も一発録りです。切り貼りなし修正なしがポリシーです。

曲はLarry Carltonの代表曲「Room335」
譜面も作成しこちらで販売してます。
ROOM 335(Larry Carlton)/ギタースコア(TAB譜)

カラオケ音源も作ったのでそれもアップロード済みです。

(2021.02/22追記)このオケ音源はYouTube用カラオケ音源としてダウンロード購入ができるようになりました♪
・ROOM 335/ギターマイナスワン音源
誰でも弾いてみた動画をYouTube投稿することが出来るようになります。
※譜面など再度校正したり、表記の訂正を随時行っています。上記リンクの販売サイトは特性上、手を加えると再審査となりましてタイミングによっては「サイト側の再審査中」と表示されることがありますが、通常1日程度でリンクが有効になります。


この曲は学生の頃、先生に完コピを命じられアンサンブル発表会でやらされました。18,9の頃です。懐かしいですねー。当時からギタースコアがなかなか手に入らず、市販ものを見つけてもそこそこの精度だったのでこれを機にポジショニングも考慮して完璧なスコアを作ることにしました。

ラリーは意外とビブラートが浅く、ロングトーンでも意図的にノンビブラートの箇所があったりします。
雰囲気を近づけるために本人ぽく合わせたのですが、ついつい掛け過ぎそうになってぐっと抑えました。ナチュラルな揺れが非常にシビア。

そしてCD等をバックに原曲と合わせて練習するにはまだいいんですが、マイナスワンのオケに合わせると8分、16分音符で割り切れないような微妙なタメがあって本人そっくりに弾くのは結構難しいです。

実はこのカラオケ、原曲のテンポの揺らぎ、ハシリも再現してあるので、わかってないとその箇所でモタってしまいます。実際にモタってしまった箇所もあります。これに合わせるのも結構難しいです。


音作りについて

equipmentsES-335を所有してないのでやむなくレスポール。リード弾くときいつもフロントP.U.で弾きがちなんですが、この曲はセンターが好みでした。
教室にあるPEAVEYのコンボアンプのODチャンネルでこれでブーストカマしただけです。

DAW側で音作り込んだのであんまり録音機材は関係ないです。OD-1でなくても全然いいです。

原曲の通り1コーラス目は原曲みたいにダブリングしてみましたがあんまりうまくいかなかった!やっぱり2回弾かないと効果薄いですね。


ということで、マイナスワン音源と譜面も用意したので練習材料は揃ってます。
みんなも練習するのだ!

インタビュー記事が掲載されました♫

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こんにちは!ギター教室の千晃です。

軽音部応援プロジェクト「TEENAGE KICKS」より、
当教室のレッスン風景などリサーチされ、記事にされていますのでよければリンクからどうぞ♫

「突撃!!お仕事リサーチ!! [第4回] 七条河原町 Cross Road Studio」